《2000年02月27日 〜 2000年03月04日》


【平日に休むと、大変なことに…】

 先月から、西暦2000年問題の対応で、休日出勤した分の振替休日を取得し、なんとか消化してきました。ところが、最近、平日に休んだり、出張に行ったりすると、その翌日、会社における自分宛に届いたメールを見て、愕然としてしまいます。絶対に、20通を下回ることはないからです。平均25通は、必ず届いていますので、下手をすると、午前半日は、そのメールを処理するだけで、時間を奪われてしまうのです。特に、北海道へ出張したときは、木曜、金曜と、メールを読むことはありませんでしたから、その週明けの月曜日、27通のメールが届いていてときは、うんざりしてしまいました。ビル・ゲイツとは、届くメールの桁が異なるにせよ、20通だけでも、それを捌(さば)くのは、とても大変です。うかうかと平日には休めません(笑)。

【映画3作品の鑑賞と2冊の読書】

 3月1日と2日の2日間、まとめて、休日出勤した分の振替休日を取得しました。なにか贅沢な感じも致しますが、これでも、有給休暇は一度も使っておらず、他の人に比べれば、休みの取得は少ない方なので、これぐらい休みをとっても、罰は当たらないでしょう。

 さて、この2日間は、大いに長時間睡眠と映画鑑賞と読書を堪能させてもらいました。特に、映画は3作品を鑑賞させてもらいました。「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」「海の上のピアニスト」「ノイズ」です。この内、今週は、「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」「海の上のピアニスト」を、レビューしましたので、詳しくは、そちらの方を、ご覧下さい。「ノイズ」は、時間の都合で、レビューは、次週公開予定とさせていただきます。

 読書の方は、講談社現代新書にて、板坂 元さんの「続 考える技術・書く技術」と、最近、創刊した、講談社+α新書にて、中山 庸子さんの「夢実現のための情報整理術」を、入浴読書しました。どちらも知的生活には欠かせない一冊なので、両方共にお勧め致します。

 「続 考える技術・書く技術」は、1977年に発行されたものですが、「何故、文章を書けないのか?」というテーマから始まり、「情報氾濫に対する情報処理」など、現在でも通じうる内容のものになっています。

 一方、「夢実現のための情報整理術」は、主婦でありながら、イラストレーター、エッセイストとして活躍している方によって執筆された、知的生活法です。女性によってまとめられた知的生活法は、数多くの類書でも、私にとっては、これが初めてではないでしょうか? 内容としては、別の知的生活関係の書物のエッセンスを、自己流にアレンジしたという印象はあるものの、大変、読みやすく、そして、美術教師という経歴をもった彼女の経験も活かされ、一風変わった仕上がりになっています。また、彼女もこれまでの過去を包み隠さず話してくれるので、読んでいて、とても親近感を抱くのです。これ以上、書きますと、レビューのねたに差し支えますので、この辺でおいておくことにしまして、主婦ともなりますと、ましてや、兼業主婦であれば尚のこと、仕事、家庭に追われ、なかなか、自分の趣味に没頭するという時間を見つけだすことは出来ないのではないかと思います。こんなとき、この一冊は、役に立ってくれるのではないでしょうか?

【デニッシュリングハーフの美味しい食べ方】

 以前、ダイアリーにて、デニッシュリングハーフに、ハマっていることを書きました。それは、今も尚、続いているのですが、最近、美味しい食べ方を見つけました。…といいましても、大したことでもなく、ごく一般的な食べ方なのですが…。

 それは、スープに浸して食べるというものです。スープは、コンソメスープでもポタージュでも、その手のものなら、何でもOKです。そういう私も、まだ色々と試していろところです。最近、定着しつつあるのは、クノール「カップスープ」の「とろとろクリーミー ポタージュ」です。これに、チョンとデニッシュリングハーフの一切れを浸して、口に運び入れると、パンの甘さとスープの旨みが一つになって、また違った食感と味わいを楽しめます。

 デニッシュリングハーフを全て食べきる為には、スープ2袋分は必要になりますが、結構、お腹も膨れるので、休日の朝昼食として、オススメ致します。

【「銀河英雄伝説 11巻」読了】

 徳間書店のCHARA COMICS、道原 かつみさんの「銀河英雄伝説」11巻を、読了しました。これは、田中 芳樹さんの原作をもとにコミック化したもので、原作が完結した今も尚、コミックスの方は執筆を続けています。道原さんの作風は、とてもセンスが良く、原作のイメージを壊すことなく再現してくれているので、2〜3点の不満を除いては、大変、満足しています。活字の苦手な方は、まず、この漫画から要旨を掴みとり、興味を抱かせることで、原作にチャレンジすることも可能となり、そういう意味において、大変、貢献的なものであると思います。

 11巻の内容は、小説全10巻のうち、2巻の巻末にあたります。2巻までを、銀河英雄伝説では第一期としていますので、この11巻をもって、コミックスにおける第一期は完結したということになります。そう考えますと、全10巻をコミックス化し終えたときには、コミックスは、50巻余りになると予想されます。まだ、全体の5分の1を、漫画化したに過ぎませんが、途中で、投げ出したり、内容を端折ったりすることなく、最後まで、原作を忠実に描いてもらいたいと思います。