《2000年01月02日 〜 2000年01月08日》


【1999年を振りかえって 1月〜4月】

 あっという間の1999年でした。1999年は、通算8冊目の日記帳を使っていました。その日記帳を読み返し、昨年1年間の主だった出来事を振り返ってみたいと思います。ご紹介する出来事は、私に関することばかりで、時事的なことではありませんので、ご了承下さい。

 まず、元旦に初雪を観測しました。今シーズンは、既に1999年12月18日に初雪を観測していますので、昨シーズンの初雪は、大変、遅かったことが伺えます。

 1月2日は、1994年1月3日以来、愛用している腕時計の電池が切れ、1014日振りに止まってしまいました。そこで、1月4日には、通算2回目の電池交換を行いました。かれこれ6年間も使っているんですね。年季が入っています。私は、スウォッチもアルバスプーンも、G−Shockにも興味がありません。それは、腕時計には、アナログで且つ、ローマ数字というこだわりを持っているからなのです。

 1月7日は、愛機のモデムが故障し、その数日後、パソコンを修理に出しています。この後、9月21日にも故障することになろうとは、全く思ってもみませんでした。

 1月8日は、どか雪の日でした。スタッドレスタイヤは実家にあったので、ノーマルタイヤのまま、緊張しながら通勤したことを、今でも覚えています。

 1月16日は、年賀ハガキに付いているお年玉くじの当選結果を、新聞で確認した日でした。…ところが、全てハズレでした。これまでは、切手シートぐらいは当たっていたのに…。ちなみに、私に送っていただいた1999年度の年賀状は、51枚もありました。

 1月19日は、「救命病棟24時」というドラマを初めて見た日です。この後、最終話まで見続ける程、とてもハマリました。今でも、心に残っている作品です。

 2月8日に、「ベリーの本」という名の本を、偶然、書店で見かけ、思わず買ってしまいました。私のペンネームがグーズベリーであることから、前から、「○○ベリー」という果実は、他にもどんなものがあるのか、大変、気になっていました。結構、あるもんなんですね。

 2月9日、初めて、内蔵ハードディスクの増設という作業をおこないました。最初は、いろいろと戸惑いました。この他にも、後日、CPUアクセラレータの増設や、Windows95の再インストール等も、覚えました。

 2月14日は日曜日であることから、12日の金曜日に、義理チョコを一ついただきました。1個でも、もらえるのは、とても嬉しいです。さて、果たして今年は…?

 3月2日は、1999年初めての映画鑑賞をおこないました。ジャッキー・チェンとクリス・タッカー主演の「ラッシュ・アワー」です。3月3日は、「レ・ミゼラブル」「ユー・ガット・メール」「メリーに首ったけ」の3本を、一日で鑑賞しました。

 3月7日は、1999年F1グランプリの開幕した日です。この後、マクラーレンとフェラーリの攻防戦、シューマッハの事故によるアーバインの台頭など、波乱を含んだレース展開となっていくのでした。

 3月9日は、宇多田ヒカルの「First Love」のアルバムを購入した日です。確か、発売日当日だったと思います。漠然と、このアルバムは売れるだろうと思っていましたが、まさか、800万枚もの売上を達成するとは、いくらなんでもそこまでは…。

 4月16日は、SATYで「スネーク・アイズ」という映画を鑑賞した日です。ただ、それだけのことならば、敢えてここに書くだけのことはありません。なんと、あのSATYワーナー・マイカル・シネマズ高岡で、初めて、貸し切り状態で鑑賞したのです。私以外、場内には誰も鑑賞している人はいませんでした。

【1999年を振りかえって 5月〜8月】

 5月9日、初めて、SATY御経塚店に行ってきました。しかも、その用件とは、「エバー・アフター」の映画パンフレットを買いに行くだけ、という…。だって、米島ピカデリーで映画鑑賞した後、パンフレットを買おうとしたら、「売りきれです…」と言われたから…。

 5月13日、ホームページ「Gooseberry’s Works」を、正式に完全公開した日です。2000年1月1日には、800カウントを超えたのも、皆さんのお陰です。これからも、長々しい文章になることと思いますが、お付き合いの程、宜しくお願い致します。

 5月28日は、健康診断を受けた日です。気になる体重も、55kgだったので、ほっとしています。普段、貧しい食生活を送っていますので、60kgを超えるのも、簡単なことではありませんが…。

 7月1日は、「メタルギア・ソリッド完全版」と「ディノ・クライシス」というゲームを購入した日です。そういえば、未だに「ディノ・クライシス」はクリアしていなかったっけ…。結局、1999年、ゲーム屋さんでゲームを買ったのは、この2本だけでした。

 7月7日の七夕は、26歳の誕生日を迎えた日でした。そして、第4回能登半島一周旅行を決行した日でもあります。翌日8日は、1998年度イカデミー賞を発表した日です。

 7月16日は、「スターウォーズ/エピソード1」を鑑賞した日です。スターウォーズファンの私としては、この日をとても楽しみにしていたのですが、期待し過ぎていたのか、あまり興奮しませんでした。それだけに、ショックでした。

 7月22日は、初めて、Windows95を再インストールした日です。もう、ここまで出来るようになれば、自作でパソコンを作る以外のことならば、何でも出来るようになりました。

 8月3日は、私の勤める工場の男子更衣室で、盗難事件がありました(私は被害者ではありません)。ロッカーの上に財布を置き忘れてしまったばかりに、本当に油断も隙もありません。…でも、工場内には、それを平気で盗む人がいる、ということでもあるんですよね。

 8月13日は、砺波市美術館にて、アンセル・アダムスの写真展と、富山市にある近代美術館にて、第7回国際現代美術展を鑑賞しました。特に、アンセル・アダムスの写真には、大変、魅了されました。

 8月14日〜15日にかけて、部屋を大掃除しました。…といっても、結局、浴室、トイレ、押し入れぐらいしか掃除できませんでした。もう少し、休みがあれば…。お陰で、いつまでたっても、この部屋に人を入れられません。

【1999年を振りかえって 9月〜12月】

 9月12日は、初めて、「おとぎの森公園」に行きました。辺り一面、色とりどりの花で、びっくりしました。また、インターネットカフェ「BRITZ」というところにも、初めて足を運びました。私の場合、家でいくらでもインターネットはできますから、インターネットカフェって、どんなところか、一度、見てみたかったのです。

 9月16日は、会社にて、数ヶ月かけて計画を進めてきた複合機を、ようやく導入した日です。富士ゼロックス、リコー、キャノン3社による三つ巴の戦いでしたが、軍配があがったのは、富士ゼロックスでした。そして、車のバッテリーがあがってしまった日でもありました。9月18日には、ブースターケーブルを使って、エンジンを始動させ、すぐに自動車工場へ行き、バッテリーを交換したのは、言うまでもありません。

 9月21日、またしても、モデム故障。10月28日までの約1ヶ月間、自宅でインターネットが出来ないのは、大変、苦痛でした。

 10月29日、今度は、車のタイヤがパンク。ここのところ、災難続きでした。この後、年末には、リアガラスのワイパーのゴムが取れ、左のライトも切れるなど、車の故障が集中しました。

 10月31日は、1999年F1グランプリの最終戦でした。最終戦の舞台となる鈴鹿サーキットは、ミカ・ハッキネンとエディ・アーバインのワールドチャンピョン争いで、白熱していました。

 11月20日、STEPSという英国グループのアルバムを、2枚購入した日です。今でもお気に入りです。

 12月11日は、アルスラーン戦記が約7年振りに再開し、その第10巻を購入した日です。未完のまま、もう再開することはないだろう、と思っていただけに、ミレニアム前の再開に、心から喜びました。ただ、第11巻も7年後ってことにならなければいいのですが…。

 12月18日は、私を含む友人4人と、高ノ宮通りにある「風来坊」にて、キムチ鍋と手羽先唐揚げを食べに行きました。そして、今シーズンの初雪を観測した日でもありました。

 12月20日、早くも、どか雪の日となってしまいました。スタッドレスタイヤに交換していない人も多く、この日だけで、160件ものスリップ事故があったとか。さすがの富山県民でも、ここ近年続いている暖冬の影響で、20日のどか雪を予測できませんでした。

 12月29日は、仕事納めの日でした。私自身、本当の仕事納めになったのは、31日の大晦日でした。今年は、西暦2000年問題という大きな仕事もあり、西暦2000年の仕事始めも、1月2日から迎えることになってしまうのでした。

【西暦2000年問題と年末年始】

 私は、ある工場のシステムエンジニアという立場であることから、西暦2000年問題に深く携わってきます。先日のダイアリーでも、ご説明致しました通り、年末年始は、この対策による出勤で、有意義な休日を二日も奪われてしまいました。さて、この1〜2週間、一体、どういうことをしてきたのかを、まとめてみました。

 12月31日は、いよいよ、西暦2000年問題を目の前にしての、バックアップ作業をおこないました。私の勤める工場には、ホストコンピュータと呼ばれる、映画にでも登場しそうな大きなコンピュータがあります。このホストコンピュータを、磁気テープにセーブし(実作業をおこなったのは、私ではありません)、私の所属する課にある、サーバ×2台を、DATというテープにバックアップを取り、また、念の為、ウイルス検索などをおこないました。一方、会社で私が使用しているパソコンについては、MOにバックアップしました。その後、各課・各現場を回り、電源の入れっぱなしになっているコンピュータはないかを確認し、1月1日を、万全な体制で迎えられるようにしました。

 1月1日午前0時0分0秒。新しいミレニアムの幕開けです。しかし、何事も起こりませんでした。電気・水道・ガス・電話といった、ライフライン(または、社会インフラ)に、まったく影響がないことを確認してから、就寝しました。取り敢えず、生活に支障を来さないことだけは、これで証明されました。でも、まだ、一企業として、Y2Kをクリアしたことにはなりません。このことは、金融関連企業でも同様です。

 1月2日、皮肉なことに、早くも、新年の仕事始めとなってしまいました。まず、工場内のライフラインを点検し、電気・水道・ガス・電話・空調に異常の無いことを確認しました。それから、主要コンピュータの電源を入れ、正常に立ち上がるかを確認しました。私の所属する課については、午前10時にY2Kクリア宣言を発表しました。それから、工場内の各課・各現場を回り、同様に主要コンピュータの電源を入れ、正常に立ち上がるのか、また、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)に、異常は起こっていないかをチェックしました。しかし、ある加工課で、Y2K問題が発生しました。その課では、「Microsoft Access 1.10a」で構築されたシステムがあります。このシステムで、日付の表示がおかしくなっていたり、対象となる日のデータを抽出してこなかったりと、まさしく西暦2000年問題に相応しい症状が発生したのです。原因は、コンピュータ日付を求めるDate関数にありました。この関数は、1999年12月31日までは、“99/12/31”と値を返すのに、2000年1月1日になった途端、“2000/01/01”と日付を返してくるのです。これまで、求めた日付の上2桁を年として扱っていました。“99/12/31”であれば、“99”です。ところが、“2000/01/01”になってしまうと、上2桁は“20”になってしまいます。このことによる誤作動でした。それでも、小1時間でシステムを修正し、正常に動作することを確認しました。

 1月5日は、当社にとって本来の仕事始めです。従って、オンライン業務、ネットワークを利用した業務、各システムもフルに活動を開始します。正直なところ、この日を無事過ごすまでは、安心できませんでした。そして、朝一番に、電話がかかってきて、システムに異常なメッセージを表示したというトラブルを受けました。「まさか…」と思いつつ、調査したところ、それは、Y2Kによる不具合ではありませんでした。結局、この日は、主だった問い合わせもなく、無事、終業時間を迎えることが出来ました。1月5日16時20分を以って、Y2Kオールクリア宣言を発表しました。

 これで、当面、日付によるシステムの誤動作はないと思います。ただし、西暦2000年はうるう年です。うるう年は、4年に1回あります。ただし、100年で割り切れる場合は、うるう年にはなりません。ところが、400年で割り切れる場合は、例外として、やはり、うるう年になるのです。このことがコンピュータに誤動作を与えるのではないかと、専門家は警告を発しています。取り敢えず、2月29日〜3月1日は、様子をみることにするつもりです。

【「図鑑少年」読了】

 西暦2000年を迎え、今年最初に読了した本は、小学館より発行されている、大竹昭子さんの「図鑑少年」でした。この本は、24からなるショートストーリーで構成されています。その何れも都会の暮らしを描いたような作品で、まるで、著者の実体験を基に描かれたような、そんなリアルさを感じさせてくれます。

 その内、3番目のショートストーリーである「図鑑少年」を、そのまま、この本のタイトルに付けています。このショートストーリーに登場する主役は、小学生の頃の友達に、いろんな図鑑を持っている少年がいたことを、思い出します。そして、その当時の記憶を蘇らせます。しかし、それは20年以上も前の記憶のことでした。その友達は今、どうしているのか…?

 数多くのショートストーリーは、現実的なものを描いています。しかし、中には、ミステリアスなものもあり、日常、どんなことが起こるか分からないということと、また、当事者にとっては、気にもとめていないようでも、第三者から見れば、不思議に感じることを、私達は常日頃に体験しているんだ、ということを、思い起こさせてくれるようでもありました。

【「エンド・オブ・デイズ」映画鑑賞】

 1999年は、結局、年間24作品を鑑賞させていただきました。1998年の26作品という記録を更新できなかったのは、とても残念です。それでも、月平均2作品を鑑賞したわけですから、これで良しとしたいと思います。…というわけで、今年の目標は24作品、そして、可能であれば27作品以上を鑑賞したいと考えています。

 さて、今年初めて鑑賞した作品は、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「エンド・オブ・デイズ」です。普通、世紀末といえば、来年迎える西暦2001年が、21世紀であることから、20世紀最後である、西暦2000年を、世紀末といいます。ただし、これは百年紀(センチュリー)の場合です。今年、ニューミレニアムを迎えました。これは千年紀(ミレニアム)のことで、千世紀とも言います。この場合の世紀末は、どうやら西暦1999年になるようです。「エンド・オブ・デイズ」は、直訳すれば、“最後の日”。もっともらしく訳せば、“人類最後の日”となるでしょうか。近年、世紀末を迎えるということもあって、「インディペンデンス・デイ」「ディープ・インパクト」「アルマゲドン」など、人類の終焉を危惧するような作品も、公開されてきました。今回、人類の終焉を脅かす存在は、宇宙人でも彗星でも小惑星でもありません。悪魔なのです。

 その悪魔を演じるのは、ガブリエル・バーン。「仮面の男」では、ダルタニアン役を演じて話題になった人です。前作とは一味違った役どころを味わうことが出来ます。そして、今作の主人公を務める、アーノルド・シュワルツェネッガーは、1996年の「イレイザー」以来の主演アクションスターとして出演しました。彼には、次回作「ターミネーター3」もありますし、当分、ハリウッドのアクションスターとして、席捲し続けることでしょう。

 アクション映画に、ホラー性をプラスした作品とでも言いましょうか? ただ、個人的にホラー系統は苦手という性分もあり、自己評価ランキングは、「C−」とさせていただきました。アクションもホラーも中途半端だった為か、個人的に、「アクション映画」とも言えないし、「ホラー映画」とも言えない気持ちなのです。私の友人も、1999年にこの作品を鑑賞したそうですが、彼曰く、「ところどころ伏線らしきものが張ってある割りには、何もなかった」とコメントしています。後、この映画を観ている観客にはバレバレなのに、当の主人公は気づいていないとか…。う〜む、残念ながら…。