027「アイデアは夢の如し」


 アイデアの思い浮かぶタイミングについては、bO12で「流れ星の如し」と説明したが、アイデアの忘れやすさを例えれば、それは「夢の如し」である。

 頭の中に浮かんだアイデアは、そのときに何らかの形でメモを残さないと、あっという間に忘れ去られてしまう。それは1分という時間でも長いくらいである。

 朝、目が覚めた瞬間に何か夢を見たことは覚えていても、何の夢を見たのか覚えていないことが多いように、アイデアも「さっきは何か思いついたような気がしたのに…」と、その内容を忘れてしまうことが多い。よほど衝撃的な夢やアイデアでないと、いつまでも頭の中には残らないものなのである。