018「下手なプライドは、邪魔な規制にしかならない」


 ときにプライドは、自身の活力となり、よい結果を生むこともある。しかしプライドの範囲には、ピンからキリまであり、なかにはプライドがもたらす弊害も否定できない。

 例えば「見栄」一つにとってみても、本来長続きしない性分の人が、見栄を張って頑張るというのは悪いことではない。しかし裕福でもない者が、高価な衣装を身に纏うというのは、どんなものだろうか?

 プライドとは複雑なもので、中には他人が理解できない領分もあり、どんなに指摘したところで、他人からの干渉でもってその人の主張を変えることは難しい。その人の性格付けになっているとはいえ、下手なプライドの為に身の破滅を生むというのは、なんともやりきれない思いである。