014「マニュアルの本当の使い方を知る」


 例えば電化製品を購入すると、必ず取扱説明書というものが付いてくる。しかしここでいきなり説明書を読んでも、理解するのは難しい。やはり一度使ってみることが一番である。

 まずは色々と好き勝手に操作してみて(遊んでみて)、そこで行き詰まってから、初めて目次や索引から対象の頁をめくるのが好ましい。全てを読むのではなく、必要なときに必要なところだけを読むのである。とくに多機能な製品になればなるほど、マニュアルは厚手で複数になり、全部を読むのは極めて困難になる。そういう場合は、背のタイトルと目次より、何を扱っている本であるかを理解するだけでいい。そうすれば困ったときに、どの本を読めばいいかが分かるからだ。