《2000年07月02日 〜 2000年07月08日》


【第5回 能登半島一周ドライブ】

 毎年、自分の誕生日には、会社のお休みをいただき、能登半島を一周することにしています。1996年より始め、今年で、第5回目となる能登半島一周ドライブ。今年は、会社のデジタルカメラをこっそりと借りて(ごめんなさい)、何ヶ所かを撮影してきました。

 出発時間は、毎年、午前6時ぴったしと決めており(第2回のみ午前7時)、まず、最初の目的地である、七尾市の食祭市場へと向かいました。朝は道が空いているということもあって、7時1分に到着しました。ここで、約9分間の休憩をとった後、次は、能登島に入ります。能登島では、ガラス美術館を、第2のチェックポイントとして、休憩をとりました。このように、小刻みに休憩をとっていかないと、後半、疲れが押し寄せてきます。一周は390キロ余りもあり、約7時間半、車を運転することになりますので、前半で飛ばし過ぎることのないようにしています。

 ガラス美術館を出発したのは、午前7時40分。次のチェックポイントは、能登線の松波駅。何故、松波駅をチェックポイントにしているかといいますと、次の駅が「恋路駅」だからです。つまり、ここでは、「恋路行き」の切符を買うことが出来るわけなのです。松波駅から恋路海岸までは、たったの2分。この辺は、チェックポイント(観光スポット)も集中しており、前半の疲れを癒すことが出来ます。

恋路海岸 見附島(軍艦島)

 恋路海岸に到着したのは、午前9時17分。出発してから、(途中の休憩時間を除くと)約3時間の距離です。ここは、自宅から、162.2キロメートル地点にあります。恋路海岸は、夏の季節ともなれば、この辺りの空気が澄んでいるということもあって、数え切れない程の星が夜空を埋め尽くし、とても綺麗です。数年前、初めて、ここで天の川というものを見ました。さすがに、この時間では、星空を観ることは出来ませんが…。そして、恋路海岸から約5分(約4キロメートル)進んだところには、見附島があります。写真でもお分かりの通り、島の形が軍艦に似ていることから、別名、「軍艦島」とも呼ばれています。ここでは、約25分間の長い休憩をとりました。

禄剛崎灯台

 さて、次のチェックポイントは、禄剛崎(ろっこうさき)灯台です。ここは、能登半島の最先端にあたります。距離も192.8キロメートル地点ということで、折り返し地点でもあります。ようやく、全体の半分を終えたことになります。到着したのは、午前10時23分。出発してから約4時間半のことです。一切、休憩をとらなければ、3時間10分で到着することも可能ですが、大変、くたびれますので、それは止めておきましょう。禄剛崎灯台は、能登半島最先端ということもあり、灯台付近から見渡す海は、視界の隅から隅までを覆い尽くします。灯台のある場所までは、かなりきつい坂を登らなくてはなりませんが、それだけの苦労をねぎらって余りある価値があります。尚、駐車場は有料となっており、普通自動車は320円となっております。

千枚田

 さて、能登半島一周ドライブも後半に差しかかりました。次のチェックポイントは、輪島市の「千枚田」です。ここまでには、他にも、「岬自然歩道木ノ浦」「帆立岩」「窓岩」などの観光スポットもありますが、今回は省略しておきます。「千枚田」は、その名の通り、千枚もの田んぼがあるように見えることから名付けられています。写真では、分かりにくいかもしれませんが、段々になっている田んぼを眺めることができます。

 この後、次のチェックポイントの「男女(なめ)滝」で、30分間の休憩をとりました。「千枚田」からは、32.8キロメートル先にあります。この場所は、かなりマイナーなところにありますので、知っている人は、そういません。ただ、この場所を見つけてからは、大層、気に入り、これまでに、10回余りも訪れました。滝のすぐ横で、せせらぎを聴きながら、お茶を飲むのは、最高の贅沢ともいえます。写真は、また、別の特集で、ご紹介したいと考えておりますので、ここでは、省略させていただきます。

 今回は、「男女滝」の後、ほとんど休憩をとらずに、羽咋市の千里浜まで、南下しました。途中には、「関野鼻」「ヤセの断崖」「義経の舟隠し」「魚のいない水族館」「世界一長いベンチ」「機具(はたご)岩」「巖門(がんもん)」「アリス館志賀」と、観光名勝も目白押しなのですが、これまでに何回も足を運んでいるところなので、今回は、その横を通りすぎることにしました。「千里浜」で小休止をとったのは、14時38分。341.2キロメートル地点ということで、距離も残すところ、約50キロメートルとなりました。ラストスパートです。

 「千里浜」から自宅までは、休憩場所はありません。約50キロメートルの距離を、ただ走るのみです。さすがにこの頃ともなりますと、腰の疲れが気になります。いくら休憩をとっても、6時間あまりも走ってきたわけですから、あの姿勢を6時間も続けるとなりますと、かなりの負担です。自宅に到着したのは、15時45分。出発してから、9時間45分で一周を終えました。このうち、休憩時間は、2時間15分。車を運転していた時間は、7時間30分ということになります。総走行距離は、391.6キロメートル。途中、道路工事により、大きく迂回したところ(押水町〜津幡町間)がありますので、390キロメートルを割ることは出来ませんでした(去年は、390.3キロメートル)。ちなみに、これまでの最短時間は、第2回(1997年)の8時間42分。このとき、休憩時間はたったの54分でした。さて、来年は、これまでとは反対に回ること(時計回り)を考えています。それでは、来年、またお会いしましょう(笑)

【1999年度 イカデミー賞発表】

 7月7日を迎え、今年で第3回目となる、1999年度イカデミー賞を、発表しました。今回は、25作品の中から、各賞を選びました。最優秀作品賞には、ハリウッド映画ではなく、韓国映画を表彰するという、前代未聞の結果となりました。「シックス・センス」「マトリックス」の2作品は、あくまで、優秀作品に留まる結果となりました。

 最優秀監督賞では、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のダニエル・マイリックと、エドゥアルド・サンチェスに決定しました。やはり、低予算で、これだけ、世間を騒がせる作品を作り上げたのは、立派です。この作品がなければ、「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟を、間違いなく選んでいたことでしょう。

 最優秀音楽賞は、「海の上のピアニスト」に決めました。「シュリ」と「アンドリューNDR114」のエンディングテーマも素晴らしかったのですが、「海の上のピアニスト」では、作品の構成上、音楽は重要な位置を占めていたこともあり、この点に重きをおいて、最終判断を下しました。そして、最優秀主演男優賞も、「海の上のピアニスト」のティム・ロスに決定しました。彼は、ロビン・ウィリアムズの2年連続受賞を阻む形になりました。

 最優秀助演男優賞には、「13ウォーリアーズ」のウラジミール・クリッヒ。彼は、主役であるはずのアントニオ・バンデラスよりも、大変かっこよく、むしろ、彼が主役なのではないか、と思えるほどのインパクトを与えました。

 最優秀主演女優賞には、「ジャンヌ・ダルク」のミラ・ジョヴォヴィッチ。最優秀助演女優賞には、「マトリックス」のキャリー=アン・モスを、表彰しました。ミラ・ジョヴォヴィッチは、ジャンヌ・ダルクの様々な一面を演技した点に注目し、これを高く評価しました。キャリー=アン・モスは、「マトリックス」の冒頭にあった、アクションシーンを始め、最後まで観客を裏切ることなく演じきった点に、着目しました。

 最後に、今年、西暦2000年も、24本以上の作品を鑑賞し、また、このようなイカデミー賞をおこなえるように頑張りたいと考えています。