《2000年05月28日 〜 2000年06月03日》


【ポケットベル新機種に変更】

 これまで、仕事上、携帯していたポケットベルは、あくまで、電話番号しか表示出来ないタイプのものでした。ところが、最近、新機種への切替によって、新しいポケベルを与えられました。

 それは、NTT DoCoMoの「SCOOPER D17」。旧機種との最大の違いは、なんといっても、フリーメッセージを表示出来る点にあります。もちろん、送信できる文字数には限りがあり、合計100バイト分のメッセージしか送信出来ません。また、メッセージを送信するには、フリーメッセージ変換表が必要不可欠です(例えば、「ア」なら「11」、「イ」なら「12」のように)。それでも、今までに比べれば、かなり便利になりました。これまで、ポケベルが鳴っても、表示されるのは電話番号だけだったので、誰がポケベルを鳴らしたのかまでは分かりませんでした。次からは、フリーメッセージで、ポケベルを鳴らそうとする本人の名前を送ってもらったり、用件を短文で送ることも出来るようになったので、使い道や用途の幅が広がりました。

 残念ながら、契約上、Eメールを受信することは出来ませんが、代わりに、情報配信サービスを受けることが出来ます。これは、ニュースや天気予報、星座占いなどを、自動的に受信する機能です。いち早く、最新の情報を確認出来るので、大変、便利である反面、知らず知らずのうちに、未読のニュースがたくさん溜まってしまい、目を通すのも大変になります。

 この他、カレンダー機能(1900年1月〜2100年12月迄)、アラーム機能もついており、呼出音に至っては、これまでのビープ音だけでなく、15種類のメロディを選択することが出来ます。一応、私は、ジュディ&マリーの「くじら12号」に設定してあります。勿論、バイブレータにすることも出来ます。映画館等では、いつも、バイブにしています。

 昨年、仕事上、ポケベルの鳴った回数は、5回も無かったので、携帯していても、あまり意味はないものの、携帯電話を未だ、持っていない私にとっては、これを必携せざるを得ません。休日や夜遅くに呼び出されるのも嫌なので、鳴らないに越したことは無いのですが…(笑)

【「ミッション・トゥ・マーズ」映画鑑賞】

 6月1日は、会社のお休みをいただき、映画鑑賞を堪能してきました。ご存知の通り、毎月1日は、ファーストデーということで、通常、1700円のところ、1000円になるという、お得な日であります。

 まず、最初に鑑賞したのは、ゲイリー・シニーズ主演作、「ミッション・トゥ・マーズ」。火星を探査していた乗組員からの交信が途絶え、その彼らを救出する為に、新たなミッションを開始させるという、SF映画です。個人的には、「スターウォーズ/エピソード1」以来の本格的なSF作品ということもあって、大いに期待しました。

 出演者も見事なものです。ゲイリー・シニーズといえば、「フォレスト・ガンプ」「アポロ13」「スネーク・アイズ」「グリーンマイル」等に出演する名俳優。コニー・ニールセンは、カート・ラッセル主演の「ソルジャー」にも出演し、次回作、「グラディエーター」でも活躍している女優です。ティム・ロビンスといえば、「ショーシャンクの空に」という名作において主演を演じ、スーザン・サランドンという名女優と同棲していることでも有名です。ジェリー・オコーネルは、「スタンド・バイ・ミー」で、太った少年役を演じたことで、広く知られています。今では、その面影もなく、パンフレットを読むまでは、まったく気がつきませんでしたが…。

 ただ、内容として、果たして満足すべきものであったか?、問われますと、「No」と答えなければなりません。前半部分は、確かに満足すべきものでした。救出ミッションに出発した宇宙船に襲いかかる隕石群。船体に亀裂が生じ、空気が漏れるというアクシデント。その後も、燃料漏れによる事故、宇宙遊泳による船外脱出。まるで、「アポロ13」を思い起こさせるような、ドキドキハラハラを凝縮した作りになっていました。

 ところが、火星に到着してからは、その迫力もトーンダウン。色々な謎が明らかになっていく過程は楽しめたものの、前半のような興奮するシーンには巡り合えず、納得致しかねるエンディングを迎えてしまいます。終わりがよろしくなかっただけに、自己評価ランキングも「C+」。もう一工夫は必要だったと感じました。

【「ロミオ・マスト・ダイ」映画鑑賞】

 「ミッション・トゥ・マーズ」の後、引続き、鑑賞したのは、ジェット・リー主演の「ロミオ・マスト・ダイ」です。ジェット・リーは、世界的にも有名な、マーシャルアーツの達人であり、「リーサル・ウェポン4」にて、ハリウッドに進出、一躍、有名になったアクション・スターです。香港のジャッキー・チェンに対して、中国のジェット・リー。彼らのアクションは、本当に想像を超えるものがあります。

 ストーリーは、黒人系ギャングとアジア系ギャングとの抗争の中、アジア系ギャングのトップの息子ポーの殺害事件から始まります。ポーの死は、香港の刑務所に服役している実の兄ハン(ジェット・リー)の耳にも届き、彼は、独りで脱獄し、アメリカに飛び立ちます。元刑事でもあったハンは、弟を殺した犯人と真相の手がかりを突き止めようと行動を開始するものの、謎は深まるばかり。なんとか協力者を得るものの、その彼女は、敵対する黒人系ギャングの首領の娘。ハンは、銃器を一切持たず、自分自身を最大の武器として、敵地にもぐり込んでいきます。

 ストーリー展開の方向性としては、アクション重視ということもあり、それほど凝ったものではありません。やはり、この作品は、なんといってもアクションそのものにあります。つまり、爽快感が売りなのです。この作品は、「リーサル・ウェポン4」に出演したジェット・リーのアクションと演技に目を見張ったスタッフらによって、彼を主演にしたアクション映画を作ろうということから、誕生したものなので、アクションそのものも多岐に渡り、見応えは充分にあります。しかし、作品の内容として評価するのは、また別の問題です。やはり、アクションだけでは、一作品として、物足りない感じがあります。SF映画で例えるなら、コンピュータグラフィックがいかに素晴らしくても、興奮を与えるような展開や構成がなければ、駄作になってしまうのと同じことです。…というわけで、自己評価ランキングは、「C」とさせていただきました。

【断水事件】

 3日の土曜日、シャワーを浴びようと蛇口をひねったところ、一向に水の出る気配がなく、ほとほと困ってしまいました。事前に、断水の案内も届いておらず、大家さんに問い合わせてみようかとも考えましたが、1年に1回ぐらい、こういった断水事件が起こり、しばらくほっておいたら、再び、水は流れ出た過去もあったことから、今回も、そうしようと思いました。

 本当は、10時に友達の家へ伺う予定を立てていただけに、内心、複雑なものがありました。しかし、水が出ないことには、顔を洗うことや歯を磨くことも出来ず、洗濯も出来ず、トイレの水も流せず、このまま出掛けるわけには行きませんでした。

 日本は、大変、水に恵まれている数少ない国の一つであるだけに、つい、水はあって当たり前と誤解してしまいます。今回のように、いざ、断水になると、改めて、水の存在に対する感謝の気持ちを、再認識させられます。勿論、水だけではありません。電気、ガスの存在も同様です。以前、安全と水はタダであると思うな、というような言葉を、新聞で読んだことがあります。まさしく、その通りです。

 結局、出掛けることの出来なくなった私は、これまでに録画してあった、2週間分の「ショムニ」と「QUIZ」のドラマを見て過ごし、さすがに夕方になっても、水の出る気配のないことから、ようやく、大家さんに電話をかけることにしました。それから、約1時間後、ひねったままにしておいた蛇口から、勢いよく水が飛び出し、事は収まりました。最初から、大家さんに連絡しておけば良かったと後悔したのは、言うまでもありません。後で、大家さんに感謝の言葉を述べ、断水の訳を確認したのですが、大家さんも、その理由までは聞いておらず、原因不明のままとなってしまいました。休日だったから良かったものの、これが、平日だったら、会社を休まなければいけないところでした。