《1999年09月26日 〜 1999年10月02日》


 「メタルギア・ソリッド」というゲームを、ビデオに録画しました。このゲームは、これまでに4回もクリアしておりますが、本当に大好きなゲームなので、何度クリアしても飽きることなく、その熱狂のあまりに、最初からエンディングまでの7時間余りを、180分テープ3本に分けて、3倍録画ではなく、通常の録画で、丸一日かけて作成するまでに及んでしまいました。このゲームは、ムービーシーンも大変多いので、映画のような感覚でゲームを楽しめるところに、やり応えを感じます。そして、敵をバンバン倒していくのではなく、逆に、敵に見つからないように、潜入していくゲームなので、リアリティある緊張感を楽しめます。実際に、ビデオを作った後、その内の1本を鑑賞してみましたが、それなりに楽しめました(多分、自己満足でしょう)。ただ、結構やりこんでいるのにも関わらず、最後のボスであるメタルギアに、2回もゲームオーバーにされたり、つまらないところで、敵に見つかったり、不本意なダメージを受けたりと、不満な点もたくさんあり、もう一度、録画し直したい気持ちではあります。でも、何度やり直したところで、満足のできるようなプレイを、7時間も集中して成し遂げるのは無理なので、それは諦めて、取りあえず完成したビデオテープで妥協しました。今後、「ディノ・クライシス」や、「MYST」等にも挑戦してみたいと考えています。ただ、普通のゲームなら、今回のように、ビデオテープに収めようとなんて考えることはなかったのですが、最近のゲームは、映画のような作りになっているものも多く、自分のプレイしているキャラクターを、まるで、自分が俳優になったかと錯覚してしまうくらいに、のめり込んでしまいます。また、本当に大好きなゲームなのに、プレイステーションを持っていない人には、ゲームを貸してあげることも出来ず、そうかといって、そのゲームのことを語ったところで、その全容を理解してもらうことはできません。それならば、ビデオにさえしてしまえば、それを見てもらことが出来るわけです(多分、途中で見飽きると思いますが…)。しかし、どう考えてみても、録画したビデオを見るくらいなら、自分で、もう一度ゲームをやり直す方を選択するような気も致しますが…。


 コンピュータテクノロジーは、とどまるところを知らず、次から次へと高性能な機種を生み出しています。昔、愛用していたコンパックのプレサリオは、CPUは100MHzもなく(33MHzだったか、66MHzだったか…)、ハードディスクも500メガバイト程度、メモリは8メガバイトだったか、12メガバイトだったかは忘れてしまいましたが、少なくとも16メガバイトもありませんでした。それから、現在の2代目パソコン、ソーテックの「Micro PC STATION」は、CPUはCeleron300MHz、ハードディスク3.2ギガバイト、メモリは32メガバイト。数年でこうも変わるのか、というくらいに進歩しました。しかもこれで、¥99800。ところが、それから1年も経たずして、同シリーズのM246が発売されました。CPUはCeleronの466MHz、ハードディスク6.4ギガバイト、メモリは64メガバイト。更に、DVD−ROMまで付いて、全くの同価格。買う前から、こうなることは予想していたとはいえ、それでも、後悔とショックを隠しきれません。


 そのソーテックは、本体、ディスプレイ一体型のデスクトップ、「e−one」を発売しました。ところが、アップル社の「iMac」に、色・形がそっくりであり、消費者が誤認、または混同するということから、不正競争防止法に違反するとして、アップル社は東京地方裁判所に提訴しました。その後の判決で、「e−one」の製造・販売を差し止められ、ソーテック社は、取りあえず、形はそのままで、色違いの「e−one」を発売することにしました。色は、青みがかった銀色「ミレニアムブルー」です。ただ、この訴訟問題とその結果については、個人的には納得できない点がいくつかあります。まず、外見がそっくりであるという点については、パソコンはどれも似たようなものであり、玄人ならば、その違いを見極められますし、素人にとっては、その2台に限らず、どれも識別できるようなものではないと思うのです。ノート型パソコンなんかは、どれも形はそっくりで、私自身、どれがどのメーカーの製品であるかを即答することは出来ません。次に、外見は類似していても、中身のOSが全く異なる、という点です。「e−one」のOSは、Windows98なのに対して、「iMac」のOSは、MacOSです。使う目的が異なるわけです。そもそも、消費者が誤認・混同したというリサーチはおこなわれたのでしょうか? 「iMac」以上に、損害を受けたのは、むしろ、ソーテックのような気も致しますが、これにめげず、ソーテックには頑張ってもらいたいです。


 F1グランプリ第14戦「ヨーロッパGP」を、テレビ(録画ビデオ)観戦しました。今回、ドイツのニュルブルクリンクでおこなわれたレースは、荒れに荒れて、大波乱の展開でした。オープニングラップの横転事故、気まぐれな天候の変化、次々に入れ替わるトップポジション。スリップ事故も多発し、ドライバーには失礼ですが、大変、楽しめました。レビューもしてありますので、そちらの方もご覧下さい。


 ファミ通10月15日号を読みました。新作ゲームクロスレビューによると、個人的に期待を寄せている「シルバー事件」の評価は、40点満点中の30点。殿堂入りを果たしています(30点以上は殿堂入りの扱いになります)。近未来の街を舞台に繰り広げられる事件を解決していくアドベンチャーゲームということで、「スナッチャー」のように、独自の世界観に仕立て上げられていることを願っています。アスキーより、10月7日、5800円で発売されます。


 ソニーより、10月中に「Formula One 99」を発売するという情報が入ってから、特に変わった動きの無い中で、先に、Ubiソフトより、「モナコ・グランプリ・レーシング・シミュレーション2」が発売されました(9月30日、5800円)。全16のサーキットを走り、チャンピョンシップを争うという点においては、どちらも同じ内容だと思います。ただ、「タイムアタックモード」で、自分の最高記録をゴーストとして登場させる点を、高く評価しています。あと、重要なマシンセッティングは、全部で8項目。ブレーキバランス、タイヤのコンパウンド、ギアボックスのギア比など、かなり細かいセッティングが可能なようです。F1ゲーム好きな私としては、興味深い1本ではありますが、「Fomula One 99」と様子見というところでしょうか?


 私は、これまでにも数多くのF1ゲームをプレイしてきましたが、不満の残る点は多くあります。まずは、マシンセッティングの細かさ(余り細かすぎると、マニア向けになってしまうのが難点)、フリー走行と予選をできるだけ、実際のものと合わせて欲しい点。予選は、決められた時間内、決められた周回数の中、最速のラップタイムを競い合います。従って、予選中は、他車も走っているわけです。また、その都度、マシンセッティングも変更しているわけです。「Formula One 97」は、いい線をいっていますが、マシンセッティングを変更できないのは、とても残念です。決勝も、フォーメーションラップを設けて欲しいですし(マシンを揺すりながら、タイヤを温めてみたい)、フライング判定も有りにして欲しいです(シグナルをみて、タイミングよくスタート。失敗すると、最後尾からのスタート)。また、いつも、コンピュータの操作するF1マシンばかり、いつもスタートダッシュが素早いとか、周回遅れなのに道を譲らないとか、プレッシャーを与え続けているのに、ハンドリングミスを犯さないとか、もう少し人間味を持たせてほしいですし、10秒ストップペナルティや、セイフティーカーの導入、タイヤを使い続ければ、当然、グリップ力を失うようにしなければいけませんし、ガソリンの搭載量によっても、最高速に影響を与えて欲しいわけです。チームの移籍を楽しめたり、チームオーダーの指示(コンピュータに優勝を譲るというのも複雑な気分ですが…)、レース後の自分の全ラップを画面表示してくれると、もっと嬉しいです。そんなマニア心をくすぐるようなF1ゲームは登場しないものでしょうか?